【グレード4】金管八重奏(Tp1,Tp2,Tp3,Hr,Tb1,Tb2,Eup,Tuba)
日本人なら誰でも知っている「さくらさくら」の金管8重奏版です。初稿は2004年に、韓国KBSシンフォニーオーケストラの主席トランペット奏者であるアン・ヒーチャン氏からの依頼で金管10重奏として書かれました。その年に彼が率いるアンサンブルによってワールドツアーのプログラムに加えられたアレンジです。重厚なイントロダクションに続いてフリューゲルホルンのソロでテーマが提示されます。その後、トランペットからトロンボーンへとテーマが受け継がれ、速いテンポの場面へと移ります。テンポが速くなってからは、拍子がめまぐるしく変わったり、ベルトーンがあったりとアンサンブルを整えるのが難しいかもしれませんが、ゆっくり練習することで正確に演奏できるようになるでしょう。1st トランペットにHigh B♭が何度か出てきますが、その他は無理のない音域で書かれています。是非、この日本が誇る美しい曲にトライしてほしいと思います。
(
小泉 貴久)